2018年4月

「無常」 – 今月の法話


フランスのロワール地方を訪れた時のことです。
あるワイナリーで初老の紳士と出会いました。
その方は永年ワイン造りに携わってこられたようで、私にワイン造りのお話を聞かせてくださいました。

そのお話の中で特に私を驚かせたのは、最先端のワイン造りについてのお話でした。
「最近アメリカなどでは、人工衛星から送られてくる気象観測データをコンピューターが計算し、雨量や温度を人工的に管理して、 毎年ある程度一定した高品質なワインを作ることが可能になっている」という事でした。
でもその技術が「伝統的なワインを味わう楽しみや喜びを失わせてしまうのではないか」と悲観的に話されたのです。
つまり、「何年のいつ頃、何処どこ地方で 適度の雨が降り、夏も暑かったから、その 地方のワインが美味しい」というような、伝統的なワインの楽しみ方が失われてしまうことを心配されていたのです。

日本でも桜の花が一年中咲いていたら花見をする人はいなくなるでしょう。
無常、常に無い、移り変わる季節や気候であるからこそ、私たちは花を愛でる喜びを味わえます。
永平寺を開かれた道元禅師様は、「本来の面目」と題して次のような句をお詠みになっておられます。

「春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえてすずしかりけり」

この一句は、我々の思いとは裏腹に、大自然は誰にもコントロールされることなく動いているよと、大自然の人為を超えた真実を私たちに気づかせてくれます。

禅昌寺住職 横山泰賢 合掌

 

霊園内の藤棚にも花が咲きました!!


   

先週に続き、戸坂霊園墓所内にある藤棚の”藤”が春光を浴びて紫色に輝いています!!

禅昌寺も色とりどりに恵まれ、とても良い季節になりました。

お墓参りに訪れて来られた方々も「綺麗ですね。」と気持ちよく声を掛けて下さいます。

合掌

境内の”つつじ”が綺麗に咲きました。


境内つつじ   

禅昌寺本堂境内にある庭木のつつじが綺麗に咲きました!!

気候も温かくなり、お寺にも春が訪れています。

皆さん、是非見に来てください。

合掌