■ボーイスカウトの活動は
1. 青少年の自発活動です。

2. 少年が、誠実、勇気、自信、及び国際愛と人道主義を把握すること、 健康を築くこと、人生に役立つ技術を体得すること、社会に奉仕できることの人格・健康・技能・奉仕を4本柱としています。

3. 幼年期から青年期にわたる各年齢層に適応するよう、年齢に応じた部門があり、それぞれのプログラムが一貫していることがあげられます。しかし、スカウト教育が他の青少年団体と異なるところは、そのプログラムにあります。 それは、”ちかい・おきて”の実践、班制教育、進歩制度、野外活動を取り入れていることです。

各団においては年齢に応じて「5つの部門」により構成されています。
●就学前9月〜 ビーバースカウト
●小学校2年生〜 カブスカウト
●小学校5年生〜 ボーイスカウト
●中学校3年生〜 ベンチャースカウト
●18歳以上 ローバースカウト

※平成7年以降各部門に女の子も参加できるようになりました。同じユニフォームを着用し、キャンプやゲーム、奉仕活動など一緒に活動しています。

■班制教育
班は、少人数の青少年たちにより編成されています。
スカウトの班は、

遊びの仲間により作られた、異年齢の集団
仲間の一人にリーダーシップをとらせる
6〜7人のグループで、一人ひとりが、班の運営のために、明確な役割を分担する

などのことを特徴としています。
班は、青少年たちの自治のグループであり、指導力と責任力を養成する場所です。

■進歩制度と技能章課目
 青少年には、それぞれ持ってうまれた才能もあれば、成長するに従って興味を持つようになった趣味やスポーツなどを通じて身につけていく才能もあります。成長に合わせ、個性を伸ばしながら、社会人として 必要な資質をひとつずつ身につけさせるもの、それが進歩制度の考え方です。
 進歩制度には、青少年が必ず身につけるべき共通のもの(修得課目)と、各人の得意な技能や興味を伸ばすもの(選択課目)があり、さまざまな活動を通じて課目の修得に努力していきます。
 修得課目は、課目の程度がひとつの段階から次の段階へと ステップアップしていき、規定の課目を完修すると進級章が与えられます。これに対して選択科目は年齢層の部門により、各人の興味や特技によって選択した技能を修得する課目が用意されています。

■野外活動
 スカウト教育での野外活動は、単に戸外ではなくもっと広い、もっと大きな自然から学ぶことを意図しています。つまり、大自然を教育の場としているのです。大自然の中に身をおき、身体を鍛え、技能を磨き、知識と強い意志を身に付けます。

 このような日常のスカウト活動を通じて育っていく様々な能力が年齢を重ねていくに従い、より明確な形となり、自己の責任を果たすことのできる社会人を形成していくのです。

<Back>